2014/08/03

映画 GODZILLA 感想

観てきました、日本が最後の公開となったGODZILLAを。

初めに「あ、やっぱり特撮ではないんだ」って思ったところで、それは当たり前か、と納得した。なぜかって、ギャレス・エドワーズ監督のインタビュー記事にこんなのが書いてあった。

「『ゴジラ』を日本の皆さまへお返しします」と。

「返す」という言葉を使うということは、それは自分の持つ100%以上を使い切って作り上げた作品だということ。エドワーズ監督は日本のゴジラに対して「敬意」という言葉をよく使っているが、映画じゃなくても、何かに対して敬意を払う方法として、自分の持つ全力を入れ込んだものを相手に渡す、というのがある。
私は映画も特撮も詳しくはないけど、思う。

ハリウッドの全力は特撮か?

それは違うだろう。
あちらのお家芸はCGだ。特撮は日本のお家芸、ハリウッドではない。

つまりハリウッドがリメイク、それも日本の本家ゴジラに「全力で敬意を払う」には、自身の持つ全力…つまりCG映画である必要があった。
特撮である必要はどこにもないと思う。
ゴジラの持つ普遍のメッセージを歪めることなく、人類に対する戒めを含めて、そうしてこのGODZILLAは作られたのだろうと感じた。

異論は認める。これは私の感想だから。
上記で書いたように、この映画は素晴らしかった。ん? と思う点はいろいろあるけど。

何が一番不安って、
次作に出てくるキングギドラとモスラのフォルムが物凄く不安ですね!!!!

以下、ネタバレ感想につき折りたたみ。






まあ、あれだ。
日本のゴジラは平和だったんだな、と(つ∀`゜)゜。アイター
さすがハリウッド。破壊範囲が容赦なく広い。

不満点を先に述べてしまうと、

・ゴジラの鳴き声がだいぶ…私の好みではない。
・ラブシーンそんなにいらないです。
・心臓に悪い。
・ムートー気持ち悪い。

そんな感じ。ところで何で名前は「ムートー」になったんだろ。UMA辺りを英語で言葉遊びしたらMUTOになる??

不満点について。
ゴジラの鳴き声、私は「ギャーーォーウ」と最後に伸びる低音の部分が凄く好きなんだ。今回のGODZILLAは「ギャーー」だけで、ゴジラの鳴き声ではあるんだけど。違う、違うんだ…そうじゃないんだ、あの低音も響かせてくれよばかぁ!(;Д;)という感じ。完全に好みの問題。まあ仕方ないね(´・ω・`)
ラブシーンに関しては、これはもう完全に文化の違いか。仕方ない。あちらの方々は、分かりやすい方が好きなんですねきっと。
心臓に悪いっていうのは、いきなり「ドン!!」って来る衝撃音が多すぎてデカ過ぎて、精神的に疲れる。いやまあ、これはGODZILLAに限らずアクション系ハリウッド映画は大抵がこれだけどね。ちなみに一番ビビったのは、避難バスに鳥が激突したシーン。マジで肩が跳ねた。
最後の「気持ち悪い」に関しては、映画自体が『リアル』と歌っているっていうのもあるけど、これも文化の違いかなあと思う。文化というか、国民性の違い。何でもかんでも擬人化して好きになれるようにしちゃう日本人の特性が、各種怪獣たちのどことなく可愛い感じとか憎めない感じを生んでいたのかな、と。

さて。話に入ろう。さくっと行くので順番はごちゃごちゃ。
とにかく、主人公の運の悪さが酷いね!(褒め言葉)

スタート!
→日本に行きました。
 ムートー孵化、どーん!(レベル1)
→ハワイに行きました。
 ムートー襲撃中、どーん!(レベル3)
→サンフランシスコに帰るために、運搬列車でGO!
 ムートー♀襲撃、どーん!(レベル5)
→サンフランシスコに着いたよ!
 ムートー夫婦+GODZILLA乱闘中、どーん!(レベル10)

いやもう、ハワイあたりから切なくなったわ(涙を拭って)
今までのゴジラだと、大抵主人公たちが怪獣を追い掛けて行ってるんだ。
「どこ行った、あっちだ!」とか「あっちに現れた、行くぞ!」って。
呼び寄せることはあっても、行く先々で襲撃されるってのはなかったんじゃないかな…。

あとあれだね、主人公とその家族の周りの人死にが半端ない。主人公の周りは言わずもがな、奥さんの避難したシェルターとか、子どもが乗ってたバスとか。他のバスどうしたよ…あれ橋から落ちたんじゃね…?

プラントがぶっ壊れて、街が津波で押し流されて、でかいビルがどんどん壊れて。
ゴジラの全長が本来サイズよりでかいのって、アメリカサイズに直したからじゃないかなー。

ああ、思い出した。
ストーリーでひとつ気に食わなかったのが、「今までの原水爆実験はすべてGODZILLAを殺すためだった」っていうの。逆だろと。そこは変えちゃいけないところだったと思うよ…。

しかし、相手怪獣に雌雄があるっていう発想、それはなかったわ。
思わず「その手があった!」って頷いた(゜□゜)
日本ゴジラではモスラを筆頭とする大抵の怪獣が「不可侵の領域」とされていたのに比べて、こうやって♂♀にしちゃうあたりがやっぱり文化の違いなのかなあ…。「人類は自然には勝てない」という根底が無いというか。
♀でけえ…。あれは初めから卵持ってて、魚みたいに産んだ後に♂が精子かけて受精させるタイプ?人間のいう「廃棄」は他の生物にとって廃棄ではないとよく分かった。

列車ごと落ちたのに、なんで核弾頭残ってたのかよくわからないよ。あの状況だと、♀は普通に最後の1個も気づくと思うんだが…。そんなにもあの川の流れは早かった?
そして軍の爆発物処理って、核爆弾も含まれるのな…怖い。
ムートーの電磁パルスは、一定時間、一定範囲の電波を消滅させるの?原理はやっぱりよく分からんが、現代社会でこの類の兵器造ったら、それだけで新たな兵器戦争勃発だな。現代は空母と戦闘機が一番の主力だから、一瞬にして戦闘機が無能になって墜落するのがあれだ…すごく怖い。

最初から最後まで格闘戦の様相を醸し出していて心配だったけど、GODZILLAが光線吐いてくれてよかった。だがあれは火か…?ムートーに効いてない感半端なかったが。
ムートーは気持ち悪いけど、♂がビルに減速して着地しようとして若干失敗して転けるのが可愛かった。
最後の核弾頭はさくっと♂に奪われて、求愛のプレゼントにされました。マジで♀でかいよ…。あの核弾頭を中心に産卵したのは、メダカの子どもがお腹に自分用ご飯持ってるのと似たもので、孵化してすぐその放射能を食うんだろうな。
GODZILLAさんフルボッコにされております。♀の大きさはGODZILLAと変わらんかった。

卵を全部焼却処理した主人公、GJ。

あの気持ち悪いのがわさわさ出てくるのかと思ったら、思うだけでチキン肌。
どうやってどーん!したのかこれまた分かんなかったけど、一緒に観に行った友人が「水じゃなくてガソリンだか灯油で、火元はタンクローリー」って言っててナルホド!

GODZILLA大きく振りかぶってぇーー……打ったああああ、尻尾でぶっ飛ばしましたああああ!!!ΣΣ(゚д゚lll)

♂がこれで死亡。この発想もなかった。
日本ゴジラで、尻尾の攻撃で死んだ怪獣は居ない気がするぞ…?
しかしGODZILLA、衝撃ででかいビルが倒れてきて呆気無く下敷きに。うえええ、痛そう…。

卵をすべてやられて怒り心頭な♀、最後の核弾頭に気づきそちらへ突進。
…と、そこへ突然GODZILLA現る。
え、どっから出てきたんですか…?
♀の顎を掴んで力任せに開きます。えっ、まさかそのままバリバリっと上下に身体ごと引き裂くんです?!!

って、吐いたーーー?!光線を♀の体内目掛けて吐き出したアアア?!!!工エエェェ(´゚д゚`)ェェエエ工

…そして問題はその後だ。
♀の首が千切れ、胴体バッシャーン。GODZILLA咆哮、♀の首ぽーい。

……光線の有用度っていったい。

それ来たらさ、普通は身体ドーン!しませんかね、監督…。体内核融合炉からの光線ですよ…?まさか相手も放射能で生きる生物だから例外とかじゃないですよね…??
主人公は結局気を失い、核弾頭は爆発したようです。この後数百年、周囲数十〜百キロは不毛の死滅地帯か。あのシーン、ひたすらに真っ白に見えてよく分からなかった。…よく分からないばっかり言ってるな私。ただ真っ白な画面の中に、どうやらキノコ雲が出ていた様子。

GODZILLAは意識を失い倒れ伏す。
しかし主人公が家族と再開した翌日?くらいに、芹沢博士の目の前で目を覚ます。…目ちっちゃいなGODZILLA。
湧き上がる観衆。テロップには「GODZILLAは救世主か?!」と流れた。ここで複雑な思いにならなかった人って居るのかな…。


ふう。
とにかく、次回作のモスラとギドラのフォルムが心配でたまりませんね!(良い笑顔で)

以上!

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